UEL グループステージ 第4節 vs. FK Partizan (H)
久しぶりのオールド・トラフォードでチームの真価が問われるグループステージ第4戦。
スタメン
(サブ:グラント、ジョーンズ、ウィリアムズ、ペレイラ、ジェームズ、ガーナー、リンガード)
やっぱりターンオーバーっていう英語知らないみたい。。。まあまあガチやん。
試合展開
小雨が降る中キックオフ。ホームチームの声援を受けて、前回の対戦とは違ってユナイテッドが強度の高いサッカーで試合を支配する展開に。特にCBからの縦パスがスラスラ通ってスピーディーな攻撃ができてた。逆にパルチザンは横パスなどのミスが目立ち、そこからピンチを招いていた。相変わらず自分たちのアイデアで相手を崩すことはできないけど、みんな集中していていい感じ。
6分、ジャガー浅野からボールを奪って右に展開。アーロン・ワン・ビサカのクロスはディフレクションしてマーカス・ラシュフォードの足元に。ダイレクトで右足を振りぬくも、枠をとらえることはできず。
8分、アントニー・マルシャルのスルーパスに反応したファン・マタが相手陣地深いところまで侵入し、一人キックフェイントでかわして中に折り返し。再びラシュフォードが放ったシュートは相手GKストイコビッチに阻まれる。なんかいいロングシュート撃ちそうな名前。
ゴールの香りが漂う中、少し試合は停滞。
しかし20分、ついに均衡が破れる。左サイドでボールを持ったラシュフォードが逆サイドにパス、フリーで受けてキーパーの逆を突き冷静に流し込んだのはメイソン・グリーンウッド!
YES, MASON!@_MasonGreenwood #MUFC #UEL pic.twitter.com/WiwiINjWTW
— Manchester United (@ManUtd) November 7, 2019
左足で決めたゴールがかつてのロビン・ファン・ペルシ―をほうふつとさせたとネットでは話題になっていた。アカデミー出身の新進気鋭の17歳がヨーロッパリーグ2点目を記録した。
立て続けに32分、グリーンウッドのチェイスが功を奏し相手がクリアミス、これを拾ったマルシャルがワンタッチツータッチでDFを3人あざ笑ってゴール!
Stop that, @AnthonyMartial - what a goal! 🔥#MUFC #UEL pic.twitter.com/FOICMn57mU
— Manchester United (@ManUtd) November 7, 2019
グリーンウッドはいい意味でユナイテッドのウィングっぽくないかも。縦の速さはなくても、両足でいいシュートが打てて献身的。これから右が主戦場になるかもね。前線のタレントはそろってきているので、やっぱり問題はパスの出し手であるボランチのクオリティなのかなあ。
前半は2-0で折り返し。相手にはほとんど決定機を作らせず、常に高いインテンシティーを維持し続けた。
メンバーチェンジなしで後半スタート。
48分、再びグリーンウッドが一枚はがしてマタにパス。サイドチェンジにフリーで待ち受けていたヤングは、ミスパス感がありながら結果的に最高の落としをラシュフォードに提供。逆足ながらストライカーらしい強いシュートでゴール!三度目の正直。
He's got his goal at last — WHAT a strike from @MarcusRashford! #MUFC #UEL pic.twitter.com/1DODdYoJuq
— Manchester United (@ManUtd) November 7, 2019
前線3枚で3ゴールと、最近のユナイテッドの状況からするとかなりできすぎた状態に。パルチザンは逆サイドのマークがゆるゆるで、かといって中央にスペースがないわけでもないので割とやりたい放題な感じだった。
51分には再び相手のミスからボールを奪ったスコット・マクトミネイが斜めにぼボールを供給し、ラシュフォードが1対1の状況でシュートもそこはストイコビッチ。
ここから一気にユナイテッドはペースダウン。リーグ戦のためにちょっと緩めるのはいいけど、どうせならボコボコにしてほしかったなー。
63分にジェームズ・ガーナーをフレッジと、67分にアンドレアス・ペレイラをラシュフォードと交代。3点差になって点をこれ以上取りに行かない選択をした割にはちょっと交代が遅いような。
と思っていたら案の定74分マクトミネイがタックルで足首を負傷。一度プレーする意思を見せたが、75分にジェシー・リンガードと交代した。すぐにロッカールームに戻ったスコットランド代表MFは次節の出場が微妙な状態に(´;ω;`)
その後は特にお互いチャンスもなく、ミスパスの応酬でふんわりしたまま試合終了。交代選手たちがエネルギーを与えてくれることもなかったし、どうやら試合中にハリー・マグワイアが負傷していた模様で、彼もまたブライトン戦の出場が不透明になってしまった。おいおい、またPJ先輩の出番かよ!最終兵器を出さなければならなくなるとは、ずいぶん手間かけさせやがって。
なんだかんだ予選リーグ突破は決定。残りの2試合はU-23のメンバー全員出せるね♡
ファンが選ぶクラブ公式MOMはグリーンウッド。前半は小気味よいドリブルで相手を翻弄しながらゴールに迫る姿が印象的だった。このくらいのレベルの相手には確実にゴールを決めてくれるのが頼もしい分、リーグで使ってあげたら大化けするんじゃないかな、と期待を込めて。
他にもマルコス・ロホ、フレッジの南米コンビと残りの前2枚はよかった。ロホはCBって感じじゃないくらい上がってたり、えぐい縦パス何本か通したりして見ていて面白かった。フレッジはもう一皮むけてラストパスの精度が上がるとシティのロドリのような働きができるようになると思う。てかなってほしい!まだ26だし。
オーレのリアクション
笑顔
60分までは良かったと思う。チャンスを作り、選手、ファン、コーチの顔にも笑顔が見られた。もっと点を決められていたかもしれないが、全てが手に入るわけでもない。もっとゴールを決めたかったのは本当のことで、いつだってそう思っているよ! 昨日の会見でも言ったが、時間が経って、あの時ハットトリックを決めておくべきだったと考えることもある。ただ、3-0という結果に満足している。
前向きな兆し
今日は、我々がやりたいプレーの形だったことは間違いない。ただ、相手のおかげで今日のようなプレーができる。パルチザンに対する敬意を欠いているわけではないが、スペースを与えてもらえた。先制すれば相手も前に出てくるが、追加点を取りにいったチームの姿勢に満足している。これまで多くの試合で1-0の状況になっても追加点を奪えなかった。しかし、選手たちは学習している。今日の試合が選手の指針になる。プレミアリーグのチームとは異なるが、それでも良い基本理念が見られた。