PL 第12節 vs. Brighton (H)
スタメン
(サブ:ロメロ、ロホ、ジョーンズ、ガーナー、マタ、リンガード、グリーンウッド)
ウィリアムズはプレミア初スタメン。やはりトップ下にはペレイラ。
試合展開
ランチタイムキックオフとなった試合は序盤からユナイテッドペースで進む。相変わらず好調な攻撃陣に続いて、今日は縦のつながりが強く意識されたパスワークでチャンスを次々と作っていく。これだよ、強いユナイテッドって!
14分、フレッジ、ペレイラとつないで左に展開。ラシュフォードは中に鋭いドリブルで切り込んでいきそのままシュートもGKライアンの正面。今日もどうやらコンディションはいい様子。
ブライトンはユナイテッドの攻撃に手を焼き、ファールでしか止められない感じに。前半だけでDF陣が3枚イエローカードをもらっているのが試合を物語っている。ケガさせたら〇す。
16分、フレッジの縦パスをワンタッチでマルシャルが落とし、ペレイラが長い距離をドリブルでペナルティエリアまで侵入。一度は相手にぶつけるも再びボールを受けたマルシャルからボールを受け、難しい体勢から左足でへなちょこキック!運よく相手に当たってコースが変わりそのままゴールに吸い込まれた。
GOOOOOOOOOOAL! @AndrinhoPereira scores with a deflected effort!#MUFC #MUNBHA 1-0 pic.twitter.com/iGMUZl90Hg
— Manchester United (@ManUtd) November 10, 2019
シュートを打つことが大事という言葉は確かにそうで、攻勢に出つつもフィニッシュまでなかなか行けなかったユナイテッドが先制に成功した。
立て続けに18分、ジェームズの突破から得たFKをフレッジがファーに放り、マグワイアの落としにマクトミネイが押し込んで2点目!公式発表はオウンゴール。
AND ANOTHER! @McTominay10 converts from close range to put #MUFC 2-0 up!#MUNBHA pic.twitter.com/1I9JGweH1Z
— Manchester United (@ManUtd) November 10, 2019
久しぶりのセットプレーからのゴールな気がする。この形でもっとたくさん点が取れると思っていたのでやっと入ったという感じだけどよかったよかった。
攻撃を手を緩めないユナイテッドに対してブライトンはパスミスが目立ち思うような攻撃ができず。このまま前半はユナイテッドが圧倒して終了。
後半スタート時にブライトンは2枚代え。マリーと反町を投入。ミスタイプじゃないよ。そしてこの交代が功を奏し、ユナイテッドの弱点である両ボランチの横を使われブライトンの時間帯が生まれる。
ちょっと危ない流れだなと思った矢先のコーナー、64分にダンクがヘディングでゴール。ゾーンで守っていたユナイテッドはCB二人の対応が遅れてペレイラとダンクが競るという言うミスマッチが生じてしまった。さすがのデヘア神もこれには手が出ず。またしてもクリーンシートを達成することはできなかった。
しかしここで一発持っているのが今のユナイテッド。フレッジのパスに抜け出したマルシャルがキープした後落ち着いて中のラシュフォードに折り返し、それをワンタッチしてバー直撃のゴール!仕事して欲しい選手がしっかり役割を果たしてこそチームが上向きになるので、このゴールは今後にも活きるんじゃないかな?
STRAIGHT UP THE OTHER END FOR 3-1! @MarcusRashford!!!#MUNBHA pic.twitter.com/qXNlpkGUar
— Manchester United (@ManUtd) November 10, 2019
67分にもジェームズの抜け出しからラシュフォードに決定機も決めることができず。こういうのが入ると真に調子が上がっているんだろうけど…しゃーない。
70分、リンガードがペレイラと交代。ユナイテッド50試合目のペレイラは1ゴールで一応自身の記録に花を添える活躍。
71分にはウィリアムズがペナルティエリア内でボールを受けていいシュートを放つも、GKがファインセーブで初出場初ゴールはお預けに。積極的ないいプレー!
直後の75分、ラシュフォードがエラシコでDFをあざ笑いペナルティエリア深くからシュートもこれもGKに阻まれる。ドリブルのキレと言い、なかなかいい兆候じゃないかな。
アディショナルタイムに緑木、ロホをラシュフォードとウィリアムズに代えて投入。両選手にはスタンディングオベーションが送られた。
試合終了直前にボールとは関係のないところでマクトミネイが相手選手と交錯し負傷。自力でピッチを後にしたものの、かなり足首(?)あたりを痛そうにしてたので心配。
絶えず攻め続けたユナイテッドだったが、そのまま試合は3-1で終了。もちょっと点がほしかったところではあるけど、試合内容としては久しぶりに満足のいくものであったように感じる。
感想
試合全体を通してスピード感と正確性の両面でブライトンを圧倒した試合だった。決してブライトンも悪いチームではなく、対戦前は8位と中位に位置しトッテナムにも4-0で勝利するなどしていたが、ユナイテッドの勢いが圧倒した。
特によかったのはウィリアムズとフレッジだったと思う。前者は攻撃の面でヤングが持ちえないスキルを披露し、球際でも強く、囲まれても落ち着いてボールをつなぐことができるなどのクオリティを見せつけた。唯一試合中に手が出たりと不要なプレーも見られたが、心身の成長とともにそういったものもなくなってくるだろうし、なにより若手には熱いプレーを期待している人が多い(自分のその一人)ので、公式のMOMにも選ばれた。ヤングはもちろん、ショーもうかうかしていられないね。
またフレッジは毎試合で成長がみられるので見ていて本当に面白い選手。守備の面で輝くだけでなくマルチプルなタスクがこなせるようになってきていて、今節の2つのゴールの起点となった縦パスは彼から出てきたものだった。ボールロストも圧倒的に減ったし、足こんな速かったっけっていうくらい速いチェイスと切り替えでボランチとしての役割を完璧にこなしていた。
前線3枚のスピード感はエグい。マルシャルが戻ってきてから、うちの9番と10番の関係からゴールを決めるシーンが増えたし、敵からすると左をカバーすると右からやたら足の速いハードワーカーが縦にも中にも入ってくるのでどうしようもない状況なんだと思う。心中お察しします。そうなるとやはりトップ下が絡んでこられるともっといいんだよなあ。ペレイラは点取ったけど、ラシュフォードのドリブルが速すぎて邪魔しちゃってたし、まだ連携は取れていないと思う。ここがハマればより強くなるだろうし、今夏噂があったスポルティングのブルーノ・フェルナンデスなんかはこういうプレーを期待できるはず。
課題は決定力とクリーンシートの少なさかなー。得点に関しては攻め続ければ何とかなるのでいいとして、ヒヤッとするシーンも何個かあったし、セルフジャッジが多いのも気になるので、試合に集中し続けるという小学生でもできることをこなせるかが失点を減らすカギになるんじゃないかな。ジャッジに関してはリバプール戦でお隣さんがかなり犠牲になっていたみたいだけど、自分たちで判断してプレーを止めたりすることがあまりにも多い気がする。気持ちはわかるけど最後まで戦う気持ちでいかなくちゃね。
とにもかくにも気持ちのいい試合だったことは間違いない。結果7位浮上、よし、目指すはタイトルレース復帰…チャンピオンズリーグ出場権獲得だ!
オーレのリアクション
爽快なパフォーマンス
素晴らしい、爽快なパフォーマンスだった。今日のようなプレーをチーム、そして選手が披露すれば、ユナイテッドファン、特に幼いファンは「彼らのようなアタッカーになりたい。ブランドン・ウィリアムズ、ダン・ジェームズ、マーカス・ラッシュフォードのようになりたい」と言いながら家路に着くだろう。そのために我々はいる。そういうプレーを、今シーズンは十分やれていない。しかし、今日はエクセレントだった。
ウィリアムズの活躍
彼は素晴らしかった。ゴールを奪うこともできていたかもしれないし、アシストだって記録していたかもしれない。そして守備もファンタスティックだった。彼には非常に満足している。彼にとっても良い1ヶ月になった。
インターナショナルブレーク前の勝利
今日のようなプレーをすれば、またすぐに試合がしたくなる。直近のインターナショナルブレークは、我々にとってファンタスティックなタイミングできた。それから良いプレーを続けられている。先週はチーム全体、ファンをがっかりさせてしまったが、7試合で5勝、リヴァプールとのドローという結果は、チームにとっての前進だ。