ユナイテッドサポ大学生の雑記

マンチェスターユナイテッドを応援する一大学生が試合やチーム情報、ニュース、日々感じたことを気ままに書くブログ。プレミアが好きな彼女がほしい。

ラグビーが好きなウッドワードと、ウッドワードが好きなグレイザー。

小出しにしていくコラム第2弾です。ユナイテッドのフロントについて、ほんの少しお話します。

 

皆様よくよくご存じの通り、近年の移籍市場の動きやリーグ戦での低調ぶりを受けて、マンチェスター・ユナイテッドのオーナーであるグレイザー一家やCEOのエド・ウッドワードの退任を求める声がファンの間で強くなっている。時代の流れを受けてこの潮流は強まり、近年はTwitter上で#GlazersOutや#WoodwardOutといった不名誉なハッシュタグが作られるまでになっている。

 

 

マルコム・グレイザーがユナイテッドを買収したのは2005年、アブラモビッチチェルシーを手に入れた2年後の出来事だった。ニューヨークの貧しいユダヤ系の家庭に生まれた彼は、父の死後継いだ家業を大成させ莫大な財産を築き上げた。ファーガソンと当時の大株主が保有する名馬に関してわちゃわちゃした結果転がってきた株の買収チャンスをつかみ、歴史と伝統を持つクラブにビジネススキルという新しい概念を与え、38億800万ドルの資産価値(Forbes社調べ、2019)を持つまで育て上げた。この功績は間違いなく評価すべきものである。

しかし、彼がファンから毛嫌いされた理由の1つにははユナイテッド買収に当たって特殊な方法を用いたことがある。LBOレバレッジド・バイ・アウト)と呼ばれ、買収した先を担保に資金を借り入れる方法だ。つまり、買収完了時点でクラブは多大な赤字を背負うことになり、利益からそれを返済することになる。彼らがほとんど自分の財布にダメージを与えることなくユナイテッドを手に入れた代わりに、その代償はクラブが背負っていくことになった。いかにもビジネスマンらしい発想だ。現在ユナイテッドが抱える負債は5億ポンド(約690億円)にも上ると言われている。

 

対してエド・ウッドワードは2013年デイヴィッド・ギルの辞任を受けてこのチームに着任した。CEOと銘打ってはいるが、金銭の管理における責任のみならず選手の移籍に関する裁量を大きく与えられている。元会計士というサッカーとはあまり縁のなかった人生を送ってきた彼のためにフットボールディレクターを置くという選択肢がなされないのは明らかに問題があるが、金勘定が好きなもの同士オーナーと気が合うのだろう、一向に内部組織の変革が行われる気配はないまま、幾人もの名将たちが思うような移籍交渉や選手の獲得を果たせないまま夢の跡をかみしめる結果になってしまっている。

 

確かに、選手や監督のクオリティに問題があるという批判は最もである。実際に所属している選手たちがシティやリバプールに行ってスタメンになれるかと言ったら無理だろうし、監督は持っている戦術の幅が田舎町の路地裏くらい狭い。だが、監督や選手を招聘するのはこのチームでは(ここ大事)CEOであり、CEOを雇うのはオーナーだ。ユース世代から結果を出してトップチームで活躍の場を見つける選手の多さに比べて、市場価値よりはるかに高額な移籍金で加入した即戦力となるはずの選手たちの体たらくが目立つのは偶然ではないはずだ。長期間に及ぶこの問題の根源にはこいつらがいるように思えてならない。

 

このコラムを書こうと思ったきっかけは、日本を熱狂の渦に巻き込んだラグビーW杯の決勝戦に参加したイングランド代表目当てに、ウッドワードが日産スタジアムに姿を現したらしいというニュースだ国技のラグビー、しかも自国の選手が出場しているともあれば別に好きに観戦してもらうのは構わないが、大問題なのはその日にリーグ戦が行われていたことだった。激しい雨風の中ボーンマスに敗れたユナイテッドと、南アフリカに敗れたラグビーイングランド代表。二重の敗北を経験してある意味一番不幸だったのはウッドワードだったのかもしれなかったが、彼にとってユナイテッドが負けることは果たして本当に不幸なのだろうか。グレイザー家にとっても彼にとっても、バランスシートやグッズの売り上げの方が試合結果より大事であるかのようにさえ我々ファンからは見える。

 

せっかく日本にウッドワードがいたんだ、見つけて正義の鉄槌、アンパンチの一つでもお見舞いしたかったところだ。

愛と勇気だけが友達の俺と、お金とお金持ちだけが友達のやつが分かりあえるわけがないよね。

 

UEFA Europa League グループリーグ第4節 vs.パルチザン (H) Preview

いよいよ将来に暗雲が立ち込めてきたオーレ・ユナイテッドがホームで巻き返しを図れるか、今後の流れを左右するカップ戦。

 

カップ戦成績

ユナイテッド:2勝1分0敗(勝ち点7, 予選リーグ1位)

パルチザン1勝1分1敗(勝ち点4, 予選リーグ3位)

(直接対戦成績)

ユナイテッドの1勝

見つかったのは直近のUEL第3節での対戦のみ。マルシャルのPKによる得点で、1-0でユナイテッドが勝利している。

 

展望

ユナイテッドの現状は皆様ご承知の通りだが、久々のオールド・トラフォードでの一戦ということもあり厳しい状況を大量得点で吹っ飛ばしたいところ。しかし逆にスコアレスとかで終わってしまうなんてことがあれば種類の様々な堪忍袋の緒が切れる可能性大であり、決勝トーナメント進出を決めるためにも負けられない一戦になることは必至だろう。

対するパルチザンセルビア国内リーグの4位に位置しており、元リヴァプールラザル・マルコヴィッチや、ドリブルするジャガーでおなじみ浅野琢磨などを擁している。マルコヴィッチは自分が初めて買ったFIFAのシリーズで成長する選手としてよく使っていた思い出があって、スアレスのいた時代のリヴァプールでそこそこ活躍していたような気がするだけにこんなチームにいるのかとびっくりしてしまった。てかセルビアのチーム、何とかッチっていう選手多すぎ。

人工芝のピッチで行われたH/A初戦のアウェーゲームでは、ゲームを支配されながらもマルシャルのPKで辛勝したユナイテッド。守備の場面で苦労するシーンが多く、勢いの強さに気圧された印象だった。攻撃はボールを持つ時間は多かったもののチャンスを作るためのコマが不足しており、なかなかゴールに迫るシーンがなかった。毎年のことだがELでも多少苦戦してしまうというのがチーム状況を如実に示していると言えるだろう。

2日後にリーグ戦を備えているため主力はできる限り休ませたいところだが、我がチームの辞書には「ターンオーバー」という言葉がないためそこそこ本気のメンバーで臨むことが予想できる。それで勝てなかったら……黙って、見ましょう。(CV:松木安太郎

 

予想スタメン

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3バックを採用するのは決定事項だとして、ワン・ビサカを80分で下げたのはこの試合でも起用するからなのかなとちらっと思ったりして。基本的には前回の対戦の時とほぼメンバーを同じにしたが、唯一グリーンウッドをマルシャルに代えてスタメン予想してみた。ボーンマス戦は悔しかっただろうから、ここで払拭するゴールを決めてほしい。前線3枚が流動的に動けるタイプなのでマルシャルを置くより自由な攻撃を仕掛けられると思う。ゴメスやチョンもホームなのでチャンスを与えてほしいところだが、チーム状況を鑑みて冒険はできないかなー。ガーナーはマクトミネイのようにこのチャンスを生かしてステップアップして欲しい!

 

面白くなくてもいいから若手が活躍して勝ってくれ、という感じのパルチザン戦は日本時間11月8日朝5時キックオフ!早起きしてよかったって言いたい!

ソンへのレッドカードとバロテッリへのチャントから見る、人種差別の愚かさ。

コラムです。第1回はサッカー界にはびこる時代遅れの人種差別について。

 

日本時間11月4日に行われたプレミアリーグ第11節のトッテナム・ホットスパーエバートンにおいて、ショッキングな光景が繰り広げられてしまった。

トッテナムが1-0リードで迎えた79分、ソン・フンミンエバートンのMFアンドレ・ゴメスに後ろからタックルに行き、それによって倒れこんだ先にいたセルジュ・オーリエに挟まれたゴメスは足首の脱臼骨折という重傷を負ってしまった。目の前で足首が曲がるショッキングなシーンを見たソンは取り乱してしまい、マーティン・アトキンソン主審はある種の「温情措置」としてソンにレッドカードを提出(公式では負傷を誘発した危険なプレーとして出されたことになっています)。審判がAI化したとして、彼にはレッドカードは出なかったのではないかと思う。

 

この事態に、悲しいかな人種差別的ともとれるものも含めさまざまな意見がSNSで出回ることに。

またイタリアでは、セリエA第11節ヘラス・ヴェローナ対ブレスカの1戦でブレスカのFWマリオ・バロテッリに対して人種差別的なチャントが歌われた。バロテッリは激昂し、試合継続を拒絶するようなそぶりを見せた。最終的には両チームの選手に説得され試合は行われたが、非常に後味の悪い結果に。また、ヴェローナのフロントはファンのチャントをを数あるヤジの中の一つだと解釈し、差別的意図はなかったと説明。新たな火種が産まれている。

 

悲しいことだがサッカー界には忌まわしき人種差別の文化が未だ根付いているのは事実で、政治的プロバガンダが用いられたり、全くサッカーとは関係のないところでSNSが炎上したりすることがある。ナショナルチームとクラブチームが存在するスポーツ全般に言えることだが、国の代表とクラブを別カテゴリーで捉えることによってこの問題は発生している。また、サッカーは代表選手を選ぶにあたって国籍に関する厳しい基準が存在するため、話題になったラグビーと大きく違ってナショナリズムの道具となることもしばしばだ。

ここで声を大にして言いたいのは、「自国の代表を応援すること」と「自国や自人種への愛が余って他国の選手を批判すること」は全く異なるということだ。韓国人だからソンを否定している人間と、黒人だからバロテッリを批判している人間は等しく悪である。ソンは確かに韓国代表のキャプテンだが、トッテナムでプレーする時はトッテナムの選手だ。お門違いで時代遅れの批判に虫唾が走る。黒人だから、韓国人だから、アジア人だからって、みんな総じて頭悪すぎ。

 

ソンの「インテンショナルなファウル」に対してエヴァートンファンが異議を申し立てるのは自然なことだ。プレミアリーグのみならずサッカーではよくあるファウルだが、フェアプレーには反しており決して褒められるものではない。ただ、明らかに怪我をさせようと意図したものではなかった。事実、ソンのタックルの先にオーリエがいたからゴメスは負傷してしまったわけで、本当に不幸な事故であったと考えるしかないだろう。

 

プロとしてサッカーをしている選手たちには様々な責任が伴うが、愛国心まで背負ってピッチに立つ必要は全くない。ましてや、黒人代表としてピッチに立っているなんて馬鹿げたコンセプトだ。全人種が平等に扱われるのであれば、自分が黒人であることを誇りに思うなんて概念は生まれてこないだろうから、そもそも出発点を間違えていることになる。みんなサッカー選手であり、試合に勝つことを目標として日々黙々とトレーニングしているだけだ。そこには宗教対立も人種も国民性も全くなく、ただボールを追いかける22人がいればいいだけだ。他に何を求められるというのだろうか。

 

かつてケガによる長期離脱を経験しているエヴァートンの主将ジェイマス・コールマンは、試合後トッテナムのロッカールームを訪れてソンを慰めたそう。試合中も動揺する同選手にジェンク・トスンジョーダン・ピックフォードが声をかけていたのが印象的であった。バロテッリに対しては相手選手が総出でプレー続行への説得を行っていた。外野がこんなにも愚かなのに当のプレーヤーたちが紳士的な態度をとっているのを見て、ファンも思想や観戦の在り方を今一度見つめ直さなくてはならない。

 

次の犠牲者が出ないために出来る対応策は簡単、純粋にサッカーをサッカーとして楽しむことだ。

 

私的採点 ボーンマス戦

あーあ、な感じのボーンマス戦の私的採点。

 

GK デヘア神 6.5

毎度毎度ありがとうございます。ほんと、うちの若い衆が気合入ってなくてすんません。キックもあの状況じゃあ責められるもんでもないね。

 

LSB ヤング 4.5

相手の攻撃の起点はずっと右で、つまりヤングのサイドだった。ハリー・ウィルソンにうまいことあしらわれてしまっていた。経験値ではごまかせない能力不足感が露呈する厳しい状況に。ファーストチョイスはウィリアムズなのかもしれない。

CB リンデロフ 5.5

特に間違ったことはしていなかったが、攻撃時のビルドアップやフィードなど、調子のいい時にできていたことができなくなってしまっていた。守備の面ではフィジカルのあるCF二人にうまく対処してた。

CB マグワイア 5

らしくない消極的なシーンが目立った。コーナーなどでも脅威になることができず、もどかしい試合展開を象徴するようなプレーだった。

RSB ワン・ビサカ 5

守備に関しては失点シーンを除いて特に問題なし。ジョシュア・キングにスーパーゴールをぶち込まれたところではミスマッチになっており、タックルの強さを披露できる土俵ではなかった。だが、持ち前のリズム感や独特なボールコントロールを攻撃に活かすことはできず、パスも精彩を欠いた。弱点が露呈する感じに。

 

LWG ラシュフォード 6.5

左サイドでストレスなくプレーしていた。ボールタッチやスピード感などのストロングポイントを取り戻し、相手DFに脅威を与えていた数少ない選手の一人だった。

CMF マクトミネイ 5

対人プレーや推進力では輝きを見せたもののパスの精度を欠き、相手の攻撃の起点を潰す働きをすることができなかった。リーダーシップも雨風に流されてしまっていた。

CMF フレッジ 5.5

相手のフィジカルとプレスの強さに苦しみらしさを出せず。後半の終盤にチームが前がかりになってからは、アシスト未遂などゴールのにおいをかすかに感じさせるプレーだった。

OMF ペレイラ 4

前半の序盤こそパッションと小気味よいドリブルでチームに活力を与えていたものの、徐々にスケルトンになっていった。未だユナイテッドのレベルでプレーできる選手であることを示せずにおり、そろそろ潮時かもな。

RWG ジェームズ 5.5

こちらも輝きを見せられたのは前半の最初半分のみ。ボールが来なかったというのも不運だったが、後ろのスペースを使われて攻撃を食らう場面も多く、守備のタスクをこなせていなかったと言われても仕方がない出来だった。

 

CF マルシャル 5

今節は悪い方の側面が浮き彫りになる展開に。前線からのプレスの中途半端さが相手にとってはやりやすかっただろうし、盛んに中盤に降りてボールを要求するも味方とのイメージが合わずにスペースを消してしまっていた。PKを獲得できそうだったのが数少ない評価ポイント。

 

 

SUB リンガード(68分in) 6

ここでリンガードかあ、となった割には、ペナルティエリアの近くを盛んに動き回って前線を活性化させていた。ペレイラがあまりにもひどかったというのはあるけど、ゴールを意識させるプレーが多くみられた。

SUB グリーンウッド(80分in) 4.5

交代直後の決定機をポストに当ててしまった。どうしてもあれが入っていればとうマインドになってしまうのがかわいそうではあったが、ストライカーなら沈めないとね。何かを変えようと必死だったが、時間が足りなさ過ぎた。

SUB ウィリアムズ(80分in) 5.5

エネルギーあるプレーでチームを活性化。ショートコーナーなど機転を利かせる動きもありかなり頑張っていたが、これまた時間が足りなさ過ぎた。

 

 

こうやって振り返っても、やはり策のなさと交代のタイミングの遅さが如実に試合展開に表れてるね。選手のクオリティを見れば、適切なマネジメント、戦術で必ずもっと上に行けるはずなんだけど。少なくとも10位にいるチームではないよなぁ。

上位5チームのうちまだ対戦していないシティを除く4チーム(リバプール、レスター、アーセナルチェルシー)には無敗(2勝2分)だというのが面白い結果だと思う。オーレにはやはりモチベーターとしての素質はあるのかもしれないと捉えるのが正解なのかもしれないが、それじゃあ劣化版クロップになっちゃうんだよね。なんやかんやで勝てるチームと、なんやかんやで勝てないチームの差はかなり大きい。面白くないサッカーで勝てなかったモイーズ、戦術しか教えられなかったファン・ハール、勝てるけど面白くないサッカーのせいでチームを追われたモウリーニョ。。。巷ではニコ・コヴァチバイエルンから追い出されたとか。OB崇拝もいいし、監督交代ばっかしてもダメだという声もあるけど、客観的に長期政権任せられないとなったらすぐ見切りをつけるのも必要だと思う。

あえて言おう、オーレはダメダメであると。

 

PL11節 vs. Bournemouth (A)

スタメン

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(サブ:ロメロ、ウィリアムズ、ロホ、マタ、リンガード、ガーナー、グリーンウッド)

ユナイテッドはいつも通りの4-5-1、対するボーンマスもやり慣れた4-4-2。

 

試合展開

 ヴァイタリティ・スタジアムあるあるの強風に加えて強い雨が降りしきる中、前節ノリッジ戦と同様のスタメンでキックオフ。水分を含んだピッチで縦に早いサッカーを展開できるかがカギになりそう。

大方の予想通り前半のスタートからユナイテッドが攻勢に出る。ボーンマスのLSBリコの裏を取りながら右サイドのジェームズにボールが入り、斜めの動きでペナルティエリアに侵入して中で待つストライカーへ。ボーンマスはなかなかパスの受け手を限定できず、前に入りたい放題の状態に。たられば論は嫌いだけどこのタイミングで先制できていればなあ。

20分、ペレイラのFKは相手にぶつかるものの、中途半端なクリアになったところをジェームズのミドルシュート。右に逸れてしまったが力のあるいいシュートだった。

25分ごろからボーンマスは守備の陣形を整え、両SBの位置を下げたかわりに執拗にユナイテッドの両WGの裏をフレイザーハリー・ウィルソンが豊富な運動量で狙う形になる。フレッジとマクトミネイの横を起点にし、レルマがボールを受けてシンプルに逆に展開。攻め手に欠きだしたユナイテッドに対して、しっかりと修正を加えたボーンマスが徐々に試合を支配し始める。

32分、左サイドに収まったラシュフォードからペナルティエリア内のマルシャルに横パスが通り、マルシャルはそのままドリブルで侵入。後ろからジェフェルソン・レルマに倒されたように見えたが判定はノーファウル。その後レルマに煽られたマルシャルとレルマの間に小競り合いが起こり、なんだかんだでレルマとフレッジイエローカード

45分、ボーンマスフレッジの横から右サイドに展開し、3人で崩しながら中にアバウトなボールを供給。キング若干ミスマッチ感のあったワン・ビサカを背負いながら胸トラップでタメをつくり、見事な反転で入れ替わってボレーシュートさすがのデヘア神も至近距離のシュートには反応できずあっさり失点。ハラヒロミいわく、いい時間帯のゴールですね。

このまま前半終了。前半枠内シュートは1つのみ。アウェーで11試合連続失点+今シーズン先制された試合はすべて負けているという厳しいデータが頭をよぎる。

 

両チームメンバーはそのままで後半開始。後半はユナイテッドの策のなさが前面に出てしまう展開に。

始まったばかりの47分、またもや右サイドをワンツーで崩され、サイドチェンジからフリーのフレイザーが面で合わせるも勢いが足りずデヘアの正面。出鼻をくじかれてしまう。

トップ下のペレイラにボールが収まらず、両ボランチの縦パスは精度を欠き、両SBは攻撃の意識が軽薄というユナイテッドが抱える問題を凝縮したような状態が続き、負けてるのにやる気があるんだかないんだかわからんもどかしさが募ってゆく。わざわざ試合を観に行ったファンはどういう気持ちなんだろうか。。。

57分、試合から消えかかっていたペレイラマグワイアから縦パスを受けそのままミドルもキーパー正面。

68分、試合から消えたペレイラに変えてリンガードを投入。リンガードが持ってたメモには「雨降ってるから帰りにシャワー浴びてきな」と書いてあったとかいないとか。少なくとも戦術のことは一切書いてなかっただろうね。たぶん。

74分、ボーンマスに決定機。アーリークロスをうまくトラップしたハリー・ウィルソンが中央からコースを狙ったシュート。これはデヘア神が左手一本でスーパーセーブ。0-2になったらゲームセットだろうな。

80分にユナイテッドはグリーンウッド、ウィリアムズ(!)をジェームズ、ワン・ビサカに変えて投入。嗚呼、ここでウィリアムズ!フェライニがいれば!神様!

しかしこの交代で少しギアが入り、直後の82分にウィリアムズが機転を利かせたショートコーナーフレッジに通し、利き足ではない右足でファーに放ったクロスに合わせたのはグリーンウッド!!!狂喜乱舞、ピッチになだれ込むサポーター!!!

 

ってのは夢で、シュートは無情にもポストに嫌われる。運もないのかスールシャール

 

この後も何度かチャンスを作るものの、アケクックの集中した守備を攻略することはできず、試合はそのまま0-1で終了。早くも4敗目を喫してしまう結果に終わった。

 

オーレのリアクション

 

www.manutd.com

今日のパフォーマンス
ゴール前でのクオリティを欠いた。ダニエル・ジェームズのサイドから崩せて、良い立ち上がりだと思った。しかし、大事な先制点を決められなかった。そうこうしている間に15分から20分が経過し、試合が落ち着いてしまい、50:50の試合になった。先にゴールを決めた方が勝つような試合展開になった。彼らは、ジョシュの魔法のようなプレーで先制点を決めた。ここでの試合は、いつだって難しい。守備的なチーム同士の対戦だったので、大量点が決まるような試合にならないのはわかっていた。

 

試合コンディション
我々にとって振りだったとは言えない。(天候は)良いフットボールができず不利にはたらくが、条件は我々もボーンマスも同じなので、勝ち点3を獲得できなかった理由にはならない。

 

残念な失点
どの失点も良くはない。だが、今回の失点は、ビルドアップにかかわるもの。ウィルソンのプレーから始まった。ジョシュに渡すことは可能だったが、我々はスクリーンを張れなかった。ジョシュに逆方向を向かせるべきだったが、質の高いゴールを決めた彼を称えるべき。

 

 

格下相手に4敗目。もはや負けた相手は格下ではないのかもしれないっていうくらいにネームバリューが落ちてきてしまった。フロントが悪いのか監督が悪いのか選手が悪いのか。そっか、みんな悪いのか。いっそのこと全員解雇で新しくチーム作り直そう!マスターリーグみたいに!

ワン・ビサカに攻撃的な貢献を期待することは贅沢だとしても、今回みたいな試合ではSBが攻めに参加することは必要不可欠。すべてにおいてクオリティは下がるけど、レッズやシティと比べて極端に見劣りするのはやはり中盤3枚とSBのような気がする。CBからビルドアップするのか、ボランチからするのか、両WGに当ててから攻撃をスタートさせるのか、トップに当てるのか、両SBが高い位置を取り続けるのか、両WGがある程度低い位置を取るのか……思いつくだけでも選択肢がこんなにあるのに全部どっちつかず。名門復活への茨の道は細く長い。

PL11節 vs. Bournemouth (A) Preview

アウェー3連勝の流れをそのままに、例年よりはわりかし調子のいいボーンマスの本拠地に乗り込む。

 カップ戦を含めたチーム成績

(直近5試合)

ボーンマス0勝3分2敗(勝ち点13、リーグ9位)

ユナイテッド:3勝1分1敗(勝ち点13、リーグ7位)

ボーンマスは直近3試合ノーゴール。対してユナイテッドは一応4試合連続ゴール中。

(直接対決)

2015年以降、ユナイテッドの6勝1分1敗

ユナイテッドが最後にボーンマスに負けたのは2015年12月13日のアウェーゲーム。スタニスラスジョシュア・キングのゴールで2-1の敗北。ユナイテッドはフェライニがゴールを決めている。ちなみに、この試合の最終ラインは左からボズウィック・ジャクソン、ブリント、マクネア、ギジェルモ・バレラというそうそうたるメンツ。まさにファン・ハール時代+負傷者の暗黒期を象徴するような状態でございました。

 

試合展望

ユナイテッドはチェルシーを2-1で下したカップ戦のダメージは思ったより大きかったようで、マグワイア、リンデロフ、ラシュフォードが試合中に軽傷を負ったらしく、前日練習には参加したもののボーンマスへの遠征メンバーに入れるか微妙な状態。また、ショー、ポグバ、マティッチ、トゥアンゼべ、ダロト、バイリー等現在離脱中の選手はまだ復帰できない模様。野戦病棟はまだ開業中。

仮に3選手が出場できなかった場合、CBのチョイスはロホ、ジョーンズのみ。よって自動的に4バックになるっぽい。よく考えたら、このタイミングで長期離脱者含め6人もDFいなくなってるじゃん。そして、ラシュフォードのところには完璧にフィットする代役は誰もおらん状況。強いて言うならマタかなあ。WGというよりはSTとして機能すると思うけど、最近調子が戻ってるだけにまた離脱となるのは非常に残念。3人ともチームの柱なので、しっかり回復していることに期待。

対するボーンマスは、エースのカラム・ウィルソンの調子が上がらずここ3試合ノーゴール。すでプレミアリーグで5ゴールを挙げているこのイングランド代表FWは、2-2の引き分けに終わったウェストハム戦でゴールを決めた後3試合得点から遠ざかっている。ホームでの勝利も今シーズン1試合のみで、あまりいいデータが見つからなかった。

基本的にはユナイテッド優勢だが、フィジカルでリンデロフに優る2トップにシンプルに当てるという戦術を取られたときにどう対応するかがカギになってくる模様。最近の失点パターンはかなり限られていて、クロスからの失点が減った代わりに中央突破からが多くなっている。マグワイアとリンデロフの弱点をうまく突かれると、いくら格下といえどもあまり油断できない。前半のうちに複数得点して試合を落ち着かせたいところ。前節やチェルシー戦のような強度を保てれば、そう難しくないミッションのはず!

 

予想フォーメーション

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順調に3人が復帰してくれるなら、こんな感じになると思う。LSBはヤングかもしれないけど、ウィリアムズはプレミアでプレーできるレベルを示したしスタメンであってほしい。後のメンバーは固定だと思う。前線4人とワン・ビサカでいい攻撃が作れるといいなあ。そういえば、平均年齢が低いチームになっててちょっと嬉しい!世代交代をするチャンスなのかもしれないなあ。

 

絶対に負けられないボーンマス戦は、日本時間11月2日午後9時半キックオフ!

 

 

EFLカップ準々決勝の対戦相手決定!

EFLカップ準々決勝の組み合わせ抽選が終了し、対戦カードが確定した。

 

プレミアリーグのチームではユナイテッドのほかにシティ、アストン・ビラリバプールエバートン、レスターが生き残っており、他にはオックスフォード・ユナイテッド(リーグ1)、コルチェスター・ユナイテッド(リーグ2)がジャイアントキリングを狙う。

 

決定した組み合わせは以下の通り。

オックスフォード・ユナイテッド vs. シティ

ユナイテッド vs. コルチェスター・ユナイテッド

アストン・ビラ vs. リバプール

エバートン vs. レスター

 

試合は2019年12月16日に開催予定。

 

ここでコルチェスターを引けたのはめちゃくちゃデカい。ボクシングデーが近い中カップ戦で主力を休ませられないってなるのは毎年おなじみの光景だからね。

コルチェスターはリーグ2の9位。しかし、ラウンド3でトッテナムをPKで下しているため、勢いはかなりあるかも。でもホームだし、一番いいところを引けたというのが正直な感想。

シティも仲良くラッキーな展開で、リバプールも比較的当たりだったかも。一番いい勝負になりそうなのはやっぱりエバートンとレスターかなー。優先順位は低いにしても、タイトルを獲る可能性がある試合には全力で臨んでもらいたい!