ユナイテッドサポ大学生の雑記

マンチェスターユナイテッドを応援する一大学生が試合やチーム情報、ニュース、日々感じたことを気ままに書くブログ。プレミアが好きな彼女がほしい。

今季のプレミアリーグのこれまでとこれから

コラム第3号は、これまでのプレミアリーグを総括してみようと思います。各チームの戦績や特筆すべき事項をざっくりまとめて、最終的に順位予想まで出してみようと思います。

 

まず、現在の順位(12節終了時点)をおさらいしておこう。

f:id:gabmmggogo:20191113215928j:plain

 

1強時代の到来

首位に立つリバプール11勝1分と未だ無敗をキープしている。2位レスターとの勝ち点の差はすでに8と、シーズンはまだ3分の1も終わっていないが優勝は決まってしまったのかなという印象だ。今シーズンのリバプールは今までと比べてゲーム内容で圧倒する試合がすべてというわけではないが、ビルヒル・ファン・ダイクを中心とする強固な守備と前3人の安定した活躍で勝負強さを発揮している。かつてのアーセナルのような無敗優勝とまではいかないとは思うが、ぶっちゃけタイトルはレッズの物なのかな。

これまでのシーズンはビッグ6、ビッグ4、シティvsリバプールなど実力が拮抗したチーム同士が優勝を争うという様相を呈することが多かったが、今シーズンに関してはリバプールの一人勝ちになる可能性が高いだろう。それほどまでにリバプールの選手層は厚い。中盤のサブにはオックスレイド・チェンバレンナビ・ケイタ、前線の控えには全く違うサッカーを展開できるディボク・オリギなどそうそうたるメンツが試合にフル出場できないという状況から見てもなんともうらやましい。

 

ラクルではないレスターの輝き

2015-16シーズン、ジェイミー・ヴァーディリヤド・マフレズエンゴロ・カンテなどを擁して優勝し「ミラクル・レスター」と呼ばれたレスター・シティは、現在リーグ2位につけておりトップの座を虎視眈々と狙っている。

しかし、前回旋風を巻き起こしたチームと今のチームのプレースタイルは全く異なる。基本的にカウンターサッカーだった今までのチームに対して、今期のレスターはサッカーIQの高い攻撃を展開。攻撃意識の高いリカルド・ペレイラベン・チルウェルといったSBや、モナコから完全移籍で獲得したユーリ・ティーレマンイングランド代表MFでユナイテッドが興味を持っているとも報じられているジェームズ・マディソンなどがクオリティの高いプレーを披露。ドリブルだけでなくパス、パスだけでなくドリブル突破と攻撃の型をいくつもチームに植え付けたブレンダン・ロジャーズの功績は大きい。ヴァーディ―もこれまでのようなスピードに頼ったプレーだけでなくストライカーとしての仕事をきっちりとこなし、一発屋ではないレスターの新しい形を示し続けている。

 

明暗分かれるBIG6

BIG6と呼ばれプレミアリーグを代表するチームの明暗がくっきりと分かれている。

調子がいいのは前述のリバプールチェルシーだ。チェルシーは移籍市場での失敗を見事に若手が取り戻し、出だしこそ失敗したもののチームは順調に軌道に乗っている。不安要素もあまりなく、この勢いはそのまま続くだろう。チャンピオンズリーグでは厳しい戦いを強いられているものの、最近のリーグ戦では絶好調。CBのフィヤコ・トモリドリブラーメーソン・マウント、点取り屋タミー・エイブラハムがブレイクして活力をチーム全体に与えている。

対して泥沼にはまっているのがアーセナル、ユナイテッド、トッテナム

ガナーズメスト・エジルの扱いやグラニト・ジャカの問題などが不安因子としてそのまま試合に影響し、さらにウナイ・エメリと選手たちの不和が問題となりしっちゃかめっちゃか状態。不安定なダビド・ルイスのプレー、なかなか定まらないボランチの起用方針がより大きな影を落とす。長期政権後の苦悩というのはどのチームにもあるようで、パリを名門に育て上げた名将でさえ対処できないこともあるみたい。

ユナイテッドも客観的に見て調子がいいとは言えないだろう。戦術の少なさはもちろん、フロントの無能さ、怪我人の多さ、一向に決まらないトップ下の人選など問題を挙げれば山積みだ。最近はパフォーマンスが上がってきており、インターナショナルマッチウィーク明けは選手も多く戻ってくるので、浮上のきっかけをつかみたいところだ。

マウリシオ・ポチェティーが6シーズン目を迎えるトッテナムは、チェルシーと正反対に移籍市場で積極的な補強を展開し序盤こそフランス代表MFタンギ・デンドンべレの好パフォーマンスもあり軌道に乗っていたが、怪我人の増加に伴って失速。7-2とショッキングな敗戦を喫したCLバイエルン戦を含めて戦績は下降線を描いており、ここ最近のリーグ戦でも勝ち点をぎりぎり拾うようなゲームが続いている。

 

なんだ、このいいチームは

現在リーグ5位につけているのはエヴァートンでもウルブズでもなく昇格組のシェフィールド・ユナイテッドだ。リバプールとのホーム戦を観戦していた私のそのままの印象をタイトルにつけさせてもらった。恥ずかしながらノーマークだった第4のユナイテッドが今季の台風の目となっている。ユナイテッドからローンで加入し、現在リーグ最多クリーンシートタイを達成しているディーン・ヘンダーソンを含めたフィジカルの強いディフェンス陣とサイドからのクロスの質の高さがウリで、なんと首位のリバプールより失点数が少ない。ただロングボールを放るだけでなくしっかり中盤からつないでいく姿は非常に好感が持てる。対策され始めてからは厳しい試合が続くかもしれないが、今後への期待は大きい。

 

昨季の反動はこんなところに

先に挙げたウルブズやトフィーズは昨シーズン躍進を遂げたが今季悩んでいるチームたちだ。両チームとも2シーズン続けて積極補強に乗り出したが、前者はパトリック・クトローネ、後者はモイーズ・キーンアレックス・イウォビが想定を超えるパフォーマンスを見せることはできず、現在中下位に位置している。スカッドの豪華さと結果が一致しないのはよくあることだが、かけたお金が大きい分見返りを求められるのは当然でファンの批判も大きくなっているのが事実だ。しかしながらウルブズに関してはシティを下したホームゲーム以降調子は上向いているので、今後より上位に食い込んでくるのではないかと期待している。

 

リーグ全体のレベルの上昇

まだ12節しか消化していないとはいえ、5位シェフィールドと16位ウェストハムの勝ち点の差がたった4しかないというのは今シーズンの大きな特徴で、理由の一つにサッカースタイルの変化が挙げられる。中堅と呼ばれていたチームが格上と対戦する際に多く見られたフィジカル戦術(ハイボールをCFに当ててワンチャンスを狙うもの)は影をひそめ、ボールを失うリスクを恐れず縦パスやポゼッションを行うチームが増えたプレミアリーグ全体としてのサッカーのレベルが上がったことはかなりサプライズな出来事であったと同時に現代サッカーの変遷を垣間見ることができる。

 

今季の順位予想

触れられなかったチームがたくさんあったのが悔しいが、ここらへんで今シーズンの最終的な順位を予想して終わりたいと思う。さまざまなご意見お待ちしております。

1 リバプール

2 マンチェスター・シティ

3 チェルシー

4 レスター・シティ

5 マンチェスター・ユナイテッド

6 トッテナム・ホットスパー

7 アーセナル

8 シェフィールド・ユナイテッド

9 ウォルバ―ハンプトン・ワンダラーズ

10 ボーンマス

11 ブライトン・ホープアルビオン

12 エヴァートン

13 クリスタル・パレス

14 バーンリー

15 ウェストハム・ユナイテッド

16 アストン・ビラ

17 ニューカッスル・ユナイテッド

18 サウサンプトン

19 ワトフォード

20 ノリッジ・シティ

 

クリスマスを首位で迎えたリバプールは優勝できないというデータがあるが、果たして19-20シーズンはどんな結末を迎えるのか。今後のリーグ戦から目が離せない。

 

 

 

 

私的採点 ブライトン戦

GK デヘア 7

失点シーンはお咎めなし。実は2回ほどあったピンチをしっかりセーブして複数失点を防いだ。守備陣が頑張ってクリーンシートを増やせるようになれば本人ももっと満足するはず。

 

LSB ウィリアムズ 7.5

積極的なプレーで改めてファーストチームでチョイスになりうることを示した。多少の手癖の悪さがあるのが少し気になるが、守備の面だけでなくボールのつなぎ役や縦への突破など攻撃のスターターとしても真価を発揮していた。今後もチャンスをもらえるはず!

CB マグワイア 6.5

失点シーンはリンデロフとのマークの声掛けをミスったのかな。セットプレーの守備に関しては修正が必要なところがあった。FKを落として2点目のアシストを記録。これが形になれば得点パターンが増えると思う。目指せポストフェライニ

CB リンデロフ 7

苦手なはずの競り合いにことごとく勝利し、調子が上向いていることを示した。前線へのフィードがもうちょいうまくいけばね。

RSB ワン・ビサカ 6.5

特にピンチを作られることはなく、相変わらずのタックル成功率。やはりもう少し攻撃的なタスクがこなせるようになれば。

 

DMF マクトミネイ 7

チームのリーダーとしての仕事を含め、だんだん貫禄あるプレーになってきた。特にドリブルでダイナミックに前に運んでいく仕事ができるようになった点に成長が見られる。試合終了直前の負傷で約4週間の離脱が決定。またしても重要なピースを失うこととなってしまった。

DMF フレッジ 7.5

持ち前のボール奪取能力と独特なリズムのドリブルに加えて、今節は縦パスとボールコントロールの質において高いクオリティを示した。ボランチが相次いで離脱している中、彼がいないとチームはもっとバラバラになていたかもしれない。この厳しい期間中に最も成長した選手の一人。個人的に大好き。

LMF ラシュフォード 7.5

調子がいいことが目に見えて分かるような仕掛け、テクニックを披露。欲を言えばもっと点がほしかったが、チャンスクリエイトの面でも味方と息の合ったプレーだった。エラシコ半端ない。

OMF ペレイラ 6

ユナイテッドのプレーヤーとして50試合目の出場をゴールで飾ることができたのはよかったが、相変わらず前線3枚の意図とかみ合わないシーンが多くみられた。試合に起用され続けることで勘みたいなものを取り戻してほしい。前線からのプレスは機能しており、ボール奪取に一役買っていただけにそこからの攻撃のアイデアを共有できるとなおよし。

RMF ジェームズ 8(私的MOM)

一つ前の記事では触れなかったが、この選手を今夏獲得できたのはここ数年で最高の補強だったといっても過言ではないと思う。アシストやゴールこそなかったが、しつこいくらいの縦縦の意識で相手DFのファールを誘いながら、カウンターで絶大な効果を発揮するスピードとアジリティを見せた。クロスの精度も試合を追うごとに上がっており、頭のいい選手なんだなと改めて実感。まだ22歳ってのが凄い。本当にケガだけが心配。

 

CF マルシャル 7

2アシストと目に見える結果を出しただけでなく、そのテクニックとボディバランスを活かしてCFとしての役割をしっかりこなしていた。ワンタッチプレーが多くなってきて攻撃の起点となる動きがうまくなったなーと思う反面、強引なドリブルももうちょっと見てみたいなという欲が出っちゃったりして。

 

 

SUB リンガード 6(70分in)

スタメンはリンガードでもいいんじゃないかなと個人的に思う。ペレイラよりは前3枚との連携が取れているように感じた。

SUB グリーンウッド 採点なし(91分in)

SUB ロホ 採点なし(91分in)

 

 

ジェームズって見るからに好青年って感じだよね。ウィリアムズは普段はいい奴だけど怒ると怖そうで、グリーンウッドはいつもびくびくしてるけど運動会とかで急に輝くタイプ。フレッジは「あいついつも踊ってるよ」っていうクラスのひょうきん者。

 

何を言ってるんでしょうかね。

PL 第12節 vs. Brighton (H)

スタメン

f:id:gabmmggogo:20191111130633j:image

(サブ:ロメロ、ロホ、ジョーンズ、ガーナー、マタ、リンガード、グリーンウッド)

ウィリアムズはプレミア初スタメン。やはりトップ下にはペレイラ

 

 

試合展開

ランチタイムキックオフとなった試合は序盤からユナイテッドペースで進む。相変わらず好調な攻撃陣に続いて、今日は縦のつながりが強く意識されたパスワークでチャンスを次々と作っていく。これだよ、強いユナイテッドって!

14分、フレッジペレイラとつないで左に展開。ラシュフォードは中に鋭いドリブルで切り込んでいきそのままシュートもGKライアンの正面。今日もどうやらコンディションはいい様子。

ブライトンはユナイテッドの攻撃に手を焼き、ファールでしか止められない感じに。前半だけでDF陣が3枚イエローカードをもらっているのが試合を物語っている。ケガさせたら〇す。

16分、フレッジの縦パスをワンタッチでマルシャルが落とし、ペレイラが長い距離をドリブルでペナルティエリアまで侵入。一度は相手にぶつけるも再びボールを受けたマルシャルからボールを受け、難しい体勢から左足でへなちょこキック!運よく相手に当たってコースが変わりそのままゴールに吸い込まれた。

 

シュートを打つことが大事という言葉は確かにそうで、攻勢に出つつもフィニッシュまでなかなか行けなかったユナイテッドが先制に成功した。

 

立て続けに18分、ジェームズの突破から得たFKをフレッジがファーに放り、マグワイアの落としにマクトミネイが押し込んで2点目!公式発表はオウンゴール

 久しぶりのセットプレーからのゴールな気がする。この形でもっとたくさん点が取れると思っていたのでやっと入ったという感じだけどよかったよかった。

 

攻撃を手を緩めないユナイテッドに対してブライトンはパスミスが目立ち思うような攻撃ができず。このまま前半はユナイテッドが圧倒して終了。

 

後半スタート時にブライトンは2枚代え。マリーと反町を投入。ミスタイプじゃないよ。そしてこの交代が功を奏し、ユナイテッドの弱点であるボランチの横を使われブライトンの時間帯が生まれる。

ちょっと危ない流れだなと思った矢先のコーナー、64分にダンクがヘディングでゴール。ゾーンで守っていたユナイテッドはCB二人の対応が遅れてペレイラとダンクが競るという言うミスマッチが生じてしまった。さすがのデヘア神もこれには手が出ず。またしてもクリーンシートを達成することはできなかった。

 

しかしここで一発持っているのが今のユナイテッドフレッジのパスに抜け出したマルシャルがキープした後落ち着いて中のラシュフォードに折り返し、それをワンタッチしてバー直撃のゴール!仕事して欲しい選手がしっかり役割を果たしてこそチームが上向きになるので、このゴールは今後にも活きるんじゃないかな?

 

67分にもジェームズの抜け出しからラシュフォードに決定機も決めることができず。こういうのが入ると真に調子が上がっているんだろうけど…しゃーない。

70分、リンガードがペレイラと交代。ユナイテッド50試合目のペレイラは1ゴールで一応自身の記録に花を添える活躍。

71分にはウィリアムズがペナルティエリア内でボールを受けていいシュートを放つも、GKがファインセーブで初出場初ゴールはお預けに。積極的ないいプレー!

直後の75分、ラシュフォードがエラシコでDFをあざ笑いペナルティエリア深くからシュートもこれもGKに阻まれる。ドリブルのキレと言い、なかなかいい兆候じゃないかな。

アディショナルタイムに緑木、ロホをラシュフォードとウィリアムズに代えて投入。両選手にはスタンディングオベーションが送られた。

試合終了直前にボールとは関係のないところでマクトミネイが相手選手と交錯し負傷。自力でピッチを後にしたものの、かなり足首(?)あたりを痛そうにしてたので心配。

 

絶えず攻め続けたユナイテッドだったが、そのまま試合は3-1で終了。もちょっと点がほしかったところではあるけど、試合内容としては久しぶりに満足のいくものであったように感じる。

 

感想

試合全体を通してスピード感と正確性の両面でブライトンを圧倒した試合だった。決してブライトンも悪いチームではなく、対戦前は8位と中位に位置しトッテナムにも4-0で勝利するなどしていたが、ユナイテッドの勢いが圧倒した。

特によかったのはウィリアムズフレッジだったと思う。前者は攻撃の面でヤングが持ちえないスキルを披露し、球際でも強く、囲まれても落ち着いてボールをつなぐことができるなどのクオリティを見せつけた。唯一試合中に手が出たりと不要なプレーも見られたが、心身の成長とともにそういったものもなくなってくるだろうし、なにより若手には熱いプレーを期待している人が多い(自分のその一人)ので、公式のMOMにも選ばれた。ヤングはもちろん、ショーもうかうかしていられないね。

またフレッジ毎試合で成長がみられるので見ていて本当に面白い選手。守備の面で輝くだけでなくマルチプルなタスクがこなせるようになってきていて、今節の2つのゴールの起点となった縦パスは彼から出てきたものだった。ボールロストも圧倒的に減ったし、足こんな速かったっけっていうくらい速いチェイスと切り替えボランチとしての役割を完璧にこなしていた。

 

前線3枚のスピード感はエグい。マルシャルが戻ってきてから、うちの9番と10番の関係からゴールを決めるシーンが増えたし、敵からすると左をカバーすると右からやたら足の速いハードワーカーが縦にも中にも入ってくるのでどうしようもない状況なんだと思う。心中お察しします。そうなるとやはりトップ下が絡んでこられるともっといいんだよなあ。ペレイラは点取ったけど、ラシュフォードのドリブルが速すぎて邪魔しちゃってたし、まだ連携は取れていないと思う。ここがハマればより強くなるだろうし、今夏噂があったスポルティングブルーノ・フェルナンデスなんかはこういうプレーを期待できるはず。

 

課題は決定力クリーンシートの少なさかなー。得点に関しては攻め続ければ何とかなるのでいいとして、ヒヤッとするシーンも何個かあったし、セルフジャッジが多いのも気になるので、試合に集中し続けるという小学生でもできることをこなせるかが失点を減らすカギになるんじゃないかな。ジャッジに関してはリバプール戦でお隣さんがかなり犠牲になっていたみたいだけど、自分たちで判断してプレーを止めたりすることがあまりにも多い気がする。気持ちはわかるけど最後まで戦う気持ちでいかなくちゃね。

 

とにもかくにも気持ちのいい試合だったことは間違いない。結果7位浮上、よし、目指すはタイトルレース復帰…チャンピオンズリーグ出場権獲得だ!

 

オーレのリアクション

www.manutd.com

爽快なパフォーマンス
素晴らしい、爽快なパフォーマンスだった。今日のようなプレーをチーム、そして選手が披露すれば、ユナイテッドファン、特に幼いファンは「彼らのようなアタッカーになりたい。ブランドン・ウィリアムズ、ダン・ジェームズ、マーカス・ラッシュフォードのようになりたい」と言いながら家路に着くだろう。そのために我々はいる。そういうプレーを、今シーズンは十分やれていない。しかし、今日はエクセレントだった。

 

ウィリアムズの活躍
彼は素晴らしかった。ゴールを奪うこともできていたかもしれないし、アシストだって記録していたかもしれない。そして守備もファンタスティックだった。彼には非常に満足している。彼にとっても良い1ヶ月になった。

 

インターナショナルブレーク前の勝利
今日のようなプレーをすれば、またすぐに試合がしたくなる。直近のインターナショナルブレークは、我々にとってファンタスティックなタイミングできた。それから良いプレーを続けられている。先週はチーム全体、ファンをがっかりさせてしまったが、7試合で5勝、リヴァプールとのドローという結果は、チームにとっての前進だ。

 

 

PL 第12節 vs. Brighton (H) Preview

今シーズン勝てていない中堅クラブとのホーム戦。中2日という過密日程でチームの総力が試される!

 

カップ戦を含めた直近の戦績

ユナイテッド:4勝0分1敗(勝ち点13、リーグ14位)

ブライトン:3勝0分2敗(勝ち点15、リーグ8位)

(直接対決)

ユナイテッドの3勝0分2敗

最近3試合はブライトンの2勝1敗という結果。昨シーズンの対決はH/Aでお互いホームチームが勝利している。確かに印象としてやりずらさがあるチーム。

 

 

試合展望

ユナイテッドは戦績だけを見ると調子が上向いているようにみえるが、リーグ戦5試合の戦績を見てみると1勝2分2敗とあまりよろしくない。特に中堅チームとの相性が絶望的で、今回も格下と言っても過言ではないブライトンが相手ということもあり若干不安が残る。

ブライトンは特にフィジカルとインテンシティーの強いサッカーがウリで、サイドに展開してからゴリゴリ進んでいくイメージ。ユナイテッドの最も苦手とするタイプで、さらに今節マクトミネイが出場できないとなった場合中央でのボール保持率は相手に軍配が上がりそう。あんまりいいイメージ作れないなー。

だが、ユナイテッドは今シーズンホームでは勝負強く、最後にオールド・トラフォードで負けたのは8月のクリスタルパレス戦までさかのぼる。変わらず応援してくれているサポーターにいいプレーで応えることはできるのか。

 

予想フォーメーション

f:id:gabmmggogo:20191110205516j:image

 リンデロフがどうやら厳しそうなのでロホを置いてみた。またヤングは出場停止中なので、ウィリアムズを使ってほしいという期待を込めて選んだ。最悪のシナリオはロホ左、PJ真ん中というおもしろフォーメーションだが、願わくばウィリアムズで。

ペレイラリンガードより違いを作れるマタは再びスタメン出場すべきだと思う。疲労の面で現実的ではなく、実際はペレイラが10番の位置を務めることが濃厚だが、もう一度マタをスタートから見てみたいな。ジェームズ、マタ、ラシュフォードの3枚+マルシャルの攻撃陣はプレミアトップクラスの可能性を秘めていると思うので、ぜひオーレに試してもらいたい!

 

個人的にチェルシーの最近の雰囲気がとてもいいと思っている。リーグ戦4連勝の裏には確実に若手の力があって、エイブラハムプリシッチマウントの平均年齢21歳(!)のトリオが勢いを与え、ベテランでしっかり働くウィリアンがサポートする。他にもRSBのリース・ジェームズは19歳、CBのトモリは21歳と、移籍市場での失敗を埋めて余りあるほど若手が躍動している。サブにはハドソン=オドイもいるというぜいたくっぷり。クオリティが多少足りなくとも使い続けることで自信を持たせることに成功している。若手の多さとクラブOB監督という、まさにユナイテッドと似た縮図。ユナイテッドもジェームズ、ラシュフォードは22歳、マルシャルもまだまだ23歳、グリーンウッドに至っては18歳と、成長株を多く抱えている。リーダー格の選手がいないことは確かに問題だが、やりたいことをぶつけ合わせて攻撃的にプレーする方が相手にとって脅威なのではないだろうか。今日の試合でも意見を言い合ってけんかするくらいの覇気が若手の中で見られるといいなー。

 

ナショナルウィーク前最後の試合、浮上のきっかけをつかめるか!今後のリーグ戦の動向を占う大事なブライトン戦は日本時間11月10日23時キックオフ!

私的採点 パルチザン戦

前半と後半でチームの違った顔が見られたパルチザン戦の私的採点。

 

GK ロメロ 6

被枠内シュート0ということもあって仕事はほぼなし。今シーズンのUELで唯一全試合クリーンシートであるという名誉に貢献した。

 

LSB ヤング 7

安定感のあるプレーを披露。プレーレベルのあまり高くない試合ではベテランらしさを出せるところが監督の心をつかむんだろうな。3点目のアシストは本人のリアクションからするとミスパスっぽかったけど結果的にいい落としになった。

CB マグワイア 6.5

対処の難しいシーンはなかったが、攻撃の起点、競り合いの安定感はさすがの一言。試合中の交錯で負傷したようで過密日程の犠牲者に。

CB ロホ 7

超攻撃的CBとして、時に相手陣内のペナルティエリアまで侵入した。基本的にユナイテッドの2列目までは守備意識が高すぎる気がするので、こういうキャラが一人いてもいいと思うけど。縦パスも効果的なものが多かった。

RSB ワン・ビサカ 6.5

金髪ジャガーに全く仕事をさせず、守備面では問題なし。相変わらずクロスの精度は微妙だが、FWの入り方にも問題があるのでクロスで点を取ろうとしているわけではないと納得することにします。

 

LMF ラシュフォード 7

前半はチャンスを多く迎えながらも決定力のなさが露呈してしまったが、後半の序盤に仕事をこなして勝利を確実なものにした。チャンスメイク、ボールキープなどの特徴を生かしたプレーで体のキレが戻ってきている。

CMF マクトミネイ 6

リーチと体の強さを活かしたプレーは流石だったけど、最近パスの精度に問題あり。集中力が0になる瞬間があるのが不思議。プレースタイルと連勤がたかって終盤に負傷交代。

CMF フレッジ 7

マクトミネイとは対照的に最近ボールロストが減ってきており、ボール奪取能力を含めて守備的MFとしての役割を謳歌している。フィジカルのある敵に対してどうプレーするかが今後の課題かも。

RMF グリーンウッド 7.5

カップ戦での勝負強さを発揮し、1ゴール1アシスト(微妙だけどw)で監督の起用に最高の形で答えた。いままであまり見ることができなかったボールキープやポジショニングの嗅覚を見せてくれた。左サイドの深い位置から右に展開から緑木の冷静なフィニッシュという新しい攻撃の形が生まれたという面でも素晴らしいオプションになりうる。

OMF マタ 7.5

久しぶりのスタメン起用だったが、やはり攻撃のアイデアを増やすためのオプションを絶えず提供し続けた。多少前線と被ったりかみ合わない場面はあったが、さすがのテクニックと視野の広さで得点チャンスを多く作った。正直マタ出しとけばなんとかなるかなっていうくらい頼もしいマジで。

 

CF マルシャル 7

ボールは収まる、タメを作れる、ヌルヌルドリブルで点も取る、CFとして順調に成長を続けている姿を今回の試合でも見せた。相棒ラシュフォードが交代した後半の後半は孤立してしまっていた。ああいうところで一人で点が取れるようになるとアグエロとかみたいになれるZE。

 

SUB ガーナー(63分in) 6

悪くはないけど良くもなかった。今まで気づかなかったけど、上背もあるし、ボールを狩るプレーが得意なのかな?もっと前を向いてプレーできると一皮むけそう。

SUB ペレイラ(67分in) 4.5

今回も気合はあったけど低調なプレー。いまいち何がしたいのか見えてこなかった。少なくとも10番のポジションには向いていないと思う。サイドもできないとなるともうボランチくらいしか置けないけど、もしマクトミネイが使えなかったらフレッジとのブラジル人コンビ試してみてもいいかもね。

SUB リンガード(75分in) 5

アクシデントで投入されたが、時間も気持ちの準備も足りなかった。試合が停滞していたのにもかかわらず、交代選手から「俺がやってやるぞ」感を一向に感じないのがユナイテッドの現状を表しているような気が。

 

UEL グループステージ 第4節 vs. FK Partizan (H)

久しぶりのオールド・トラフォードでチームの真価が問われるグループステージ第4戦。

 

スタメン

f:id:gabmmggogo:20191108113741j:image

 (サブ:グラント、ジョーンズ、ウィリアムズ、ペレイラ、ジェームズ、ガーナー、リンガード)

やっぱりターンオーバーっていう英語知らないみたい。。。まあまあガチやん。

 

試合展開

小雨が降る中キックオフ。ホームチームの声援を受けて、前回の対戦とは違ってユナイテッドが強度の高いサッカーで試合を支配する展開に。特にCBからの縦パスがスラスラ通ってスピーディーな攻撃ができてた。逆にパルチザンは横パスなどのミスが目立ち、そこからピンチを招いていた。相変わらず自分たちのアイデアで相手を崩すことはできないけど、みんな集中していていい感じ。

6分、ジャガー浅野からボールを奪って右に展開。アーロン・ワン・ビサカのクロスはディフレクションしてマーカス・ラシュフォードの足元に。ダイレクトで右足を振りぬくも、枠をとらえることはできず。

8分、アントニー・マルシャルのスルーパスに反応したファン・マタが相手陣地深いところまで侵入し、一人キックフェイントでかわして中に折り返し。再びラシュフォードが放ったシュートは相手GKストイコビッチに阻まれる。なんかいいロングシュート撃ちそうな名前。

ゴールの香りが漂う中、少し試合は停滞。

しかし20分、ついに均衡が破れる。左サイドでボールを持ったラシュフォードが逆サイドにパス、フリーで受けてキーパーの逆を突き冷静に流し込んだのはメイソン・グリーンウッド!

 左足で決めたゴールがかつてのロビン・ファン・ペルシをほうふつとさせたとネットでは話題になっていた。アカデミー出身の新進気鋭の17歳がヨーロッパリーグ2点目を記録した。

立て続けに32分、グリーンウッドのチェイスが功を奏し相手がクリアミス、これを拾ったマルシャルがワンタッチツータッチでDFを3人あざ笑ってゴール!

 グリーンウッドはいい意味でユナイテッドのウィングっぽくないかも。縦の速さはなくても、両足でいいシュートが打てて献身的。これから右が主戦場になるかもね。前線のタレントはそろってきているので、やっぱり問題はパスの出し手であるボランチのクオリティなのかなあ。

前半は2-0で折り返し。相手にはほとんど決定機を作らせず、常に高いインテンシティーを維持し続けた。

 

メンバーチェンジなしで後半スタート。

48分、再びグリーンウッドが一枚はがしてマタにパス。サイドチェンジにフリーで待ち受けていたヤングは、ミスパス感がありながら結果的に最高の落としをラシュフォードに提供。逆足ながらストライカーらしい強いシュートでゴール!三度目の正直。

 前線3枚で3ゴールと、最近のユナイテッドの状況からするとかなりできすぎた状態に。パルチザンは逆サイドのマークがゆるゆるで、かといって中央にスペースがないわけでもないので割とやりたい放題な感じだった。

51分には再び相手のミスからボールを奪ったスコット・マクトミネイが斜めにぼボールを供給し、ラシュフォードが1対1の状況でシュートもそこはストイコビッチ

ここから一気にユナイテッドはペースダウン。リーグ戦のためにちょっと緩めるのはいいけど、どうせならボコボコにしてほしかったなー。

63分にジェームズ・ガーナーフレッジと、67分にアンドレアス・ペレイラをラシュフォードと交代。3点差になって点をこれ以上取りに行かない選択をした割にはちょっと交代が遅いような。

と思っていたら案の定74分マクトミネイがタックルで足首を負傷。一度プレーする意思を見せたが、75分にジェシー・リンガードと交代した。すぐにロッカールームに戻ったスコットランド代表MFは次節の出場が微妙な状態に(´;ω;`)

その後は特にお互いチャンスもなく、ミスパスの応酬でふんわりしたまま試合終了。交代選手たちがエネルギーを与えてくれることもなかったし、どうやら試合中にハリー・マグワイアが負傷していた模様で、彼もまたブライトン戦の出場が不透明になってしまった。おいおい、またPJ先輩の出番かよ!最終兵器を出さなければならなくなるとは、ずいぶん手間かけさせやがって。

 なんだかんだ予選リーグ突破は決定。残りの2試合はU-23のメンバー全員出せるね♡

 

 

ファンが選ぶクラブ公式MOMはグリーンウッド。前半は小気味よいドリブルで相手を翻弄しながらゴールに迫る姿が印象的だった。このくらいのレベルの相手には確実にゴールを決めてくれるのが頼もしい分、リーグで使ってあげたら大化けするんじゃないかな、と期待を込めて。

他にもマルコス・ロホフレッジの南米コンビと残りの前2枚はよかった。ロホはCBって感じじゃないくらい上がってたり、えぐい縦パス何本か通したりして見ていて面白かった。フレッジはもう一皮むけてラストパスの精度が上がるとシティのロドリのような働きができるようになると思う。てかなってほしい!まだ26だし。

 

 オーレのリアクション

 

www.manutd.com

笑顔
60分までは良かったと思う。チャンスを作り、選手、ファン、コーチの顔にも笑顔が見られた。もっと点を決められていたかもしれないが、全てが手に入るわけでもない。もっとゴールを決めたかったのは本当のことで、いつだってそう思っているよ! 昨日の会見でも言ったが、時間が経って、あの時ハットトリックを決めておくべきだったと考えることもある。ただ、3-0という結果に満足している。

 

前向きな兆し
今日は、我々がやりたいプレーの形だったことは間違いない。ただ、相手のおかげで今日のようなプレーができる。パルチザンに対する敬意を欠いているわけではないが、スペースを与えてもらえた。先制すれば相手も前に出てくるが、追加点を取りにいったチームの姿勢に満足している。これまで多くの試合で1-0の状況になっても追加点を奪えなかった。しかし、選手たちは学習している。今日の試合が選手の指針になる。プレミアリーグのチームとは異なるが、それでも良い基本理念が見られた。

 

パルチザン戦前のチーム情報

オーレ・グンナー・スールシャール監督による試合前日会見が行われ、UELパルチザンに向けた最新のチーム状況が明らかになった。

 

週末に代表ウィーク前最後のリーグ戦を控えるため若手中心のチーム編成が予想されるなか、負傷から戻ってくる選手の有無や選手のコンディションが会見の注目ポイントとなったが、新しい復帰選手はいないと監督は公表。さらに、スウェーデン人DFヴィクトル・リンデロフが試合に出場できない状態であるとも明かした。

一方、プレシーズン中のけがで長期離脱中だったエリック・バイリ―ルーク・ショーポール・ポグバらは12月中の復帰が見込まれており、彼らの復帰がチームに勢いを取り戻すかもしれない。

 

アシュリー・ヤングは累積警告の問題からブライトンとのリーグ戦には出場できないため、明日の試合で起用されることはほぼ確実。世界最高の第2GKことセルヒオ・ロメロもおそらく継続して起用されるだろう。前回のパルチザン戦でトップチームデビューを果たしたジェームズ・ガーナーU-23の試合をブランドン・ウィリアムズメイソン・グリーンウッドとともに欠場していたため、メンバーに含まれる可能性は高い。

また、Twitterにアップされた練習風景にはタヒス・チョンイーサン・レアードなどの姿も捉えられたが、前回のカップ戦前にも参加していたにもかかわらず招集外となった彼らがチームに選ばれるかどうかはやや不透明。

 

問題は山積みだが、ここで勝って早めにグループリーグ突破を決めたい。3バックなのか4バックなのかは正直わからんけど、たくさんいたはずのCBがジョーンズ、ロホ、マグワイアからしか選べなくなってるのが神隠しを受けているかのよう。遠いイタリアで第2の青春を謳歌しているクリス・相撲リングが頼もしく見えるゼッッ!

 

勝てばええんや。勝てば。